回転ドア

東京・六本木ヒルズの回転ドアでの死亡事故をきっかけに,大型回転ドアの安全性が問題になっている.この件のニュースでも言っていたが,「なんか危ないんじゃないかと思っていたら,やっぱり危なかった」ということのようだ.

回転ドアが危ないと感じるのは,当然のことだが,意思に関係なくドアが動くからだ.

以前から,なぜこんなに入りにくい,まるで「入って欲しくない」と言っているかのようなドアがあるのかと思っていたが,ビルの気密を保つのには必要ということらしい.それならば,上の考えにしたがって,「積極的な意思があるときにだけ動く」ドアにしてはどうだろうか.つまり,電動自転車のようなパワーアシスト技術を使って,人がドアを押したら押した力に応じて動き,押すのをやめたら止まるようにするのだ.

電車は,運転士がハンドルから手を離すと止まるようになっている.このように,安全な機械を作るには,人が積極的動作をしたら動き,動作をやめれば止まるように設計するのが望ましい.だから,自分の自家用車は今まですべてマニュアル車である.ブレーキを離すと動きだすオートマチック車は,どうも怖くて運転したくない.

(04. 5. 19)