「スケルトン」と言うと,最近は「半透明」とか「機械・電気製品の箱が透明で,中の部品や回路が見えるデザイン」の意味で使われているようだ.そうなったのは,半透明のデザインが人気をよんだ,アップル社のパソコン「iMac」発売以来のように思う.
しかし,スケルトン(skeleton)という言葉の本来の意味は「骸骨」だ.私の研究分野である画像処理でも,画像に写っている物の中心線をスケルトンといい,日本語では「骨格」と呼んでいる.「半透明」は英語ではtranslucentだ.
「スケルトン」が日本語で「半透明」の意味で使われるようになったのは,もしかしたら「透けるとん」と聞こえるからなのだろうか?
(01. 10. 13)