岡山駅の中に,JR西日本の関連会社のコンビニがあって,よく立ち寄る.ここは何かヘンなコンビニである.
1.雪印の食中毒事件の時に,コンビニやスーパーからは雪印製品が引き上げられた.その後,たいていの店では雪印製品が復活しているのに,このコンビニだけは復活していない.私はこのコンビニでよく雪印プリンを買っていたが,いまだに復活せず,グリコプッチンプリンしか置いていない.
2.偽500円玉騒動があったころは,500円玉が使えない自動販売機が多かった.そのころ,このコンビニでは,レジに「500円玉の両替はお断りします」と書いてあった.あの偽500円玉は自動販売機を騙すように削ったり穴をあけたりしたものだから,レジで人が見れば容易に見つけられると思うのだが.
3.ここで売っている弁当には,箸がパッケージに入っている.にもかかわらず,レジでさらに箸が追加されることが多い.たまに,店員に「お箸はお弁当についているものでかまいませんか?」と聞かれることもある.確かにレジでくれる箸のほうが長いが,すでに箸がついている弁当にさらにつけてもらうほどのものでもない.最近大手のコンビニが弁当に箸をつけず,客の必要本数だけレジで渡すようにしているのと比べると,実におおざっぱな商売である.大丈夫だろうか?
この3点に共通しているのは,「形式だけきちんとやっているだけで,『なぜそれをしなければならないのか』まで考えていない」ということだ.困ったもんである.ただ,何も買わずに店を出ても「ありがとうございました〜」と声をかけてくれるのはうれしい.
(01. 4. 12)
[01. 9. 8追記] 現在は雪印コーヒー等は復活したが,プリンは復活していないようだ.