岡山と広島の両方に拠点があるせいで,山陽自動車道をよく利用する.あまりきついカーブもなく,それほど混雑もしない高速道路だが,なぜかよく「50km/h制限」が出る.
山陽自動車道は,事故が多いことでも知られている.これは,トンネルが多くスピードが上がりやすいからではないかと言われている.事故処理による車線規制の場合は,速度制限がかかるのも仕方がないが,それ以外でもしょっちゅう50km/h制限が出る.しかも,規制区間に入っても何も起きておらず,規制の理由がわからないまま規制区間を通過してしまうことも多い.おそらく,事故処理等が終わって規制の原因がなくなっているのにもかかわらず,規制を出したままになっているのだろう.
「最高速度50km/h」とは,一般道よりも制限速度が低いわけで,「よほどの一大事」のはずである.それなのに,明確な理由も示さずに「最高速度50km/h」を乱発していては,誰も本気で守らず,速度制限の意味がないと思うのだが.
それに,速度制限を行なう区間ももっと限定してもらえないものだろうか.1ヶ所の障害のために,前後何キロもの範囲で速度規制がかかる.「とりあえず,速度規制さえしておけば,何かあっても責任は逃れられる」といった考えが見え隠れするようでならない.
(02. 3. 29)